第35回日本受精着床学会総会・学術講演会
会長　見尾 保幸
ミオ・ファティリティ・クリニック院長

第35回日本受精着床学会総会ならびに学術講演会を担当させて頂くことになりましたミオ・ファティリティ・クリニック院長、見尾保幸でございます。

一臨床医の身でありながらこのような歴史と伝統を有する本学会長を担当させて頂くことはこの上なく名誉なことでありますが、その責任の重大さを考える時、身の縮む思いを禁じえません。しかし、折角の貴重な機会を頂きましたので、日頃心に温めておりました思いの丈一杯に、メインテーマを「生殖医療の未来をみすえて -Happiness of child, Welfare of family-」と銘打ち、ヒト胚発生の基礎にまつわるホットな旬の内容を豊富に盛り込み、そして、他方では、生まれ来る子供たちとその家族の真の幸せをどのように追求していくかを多方面から見つめ直す機会となるよう企画構成させて頂こうと考えております。

本学会が生殖医療に関わる全ての方々の各専門性を高め、そして、それがチーム医療として集約され、挙児希望のご夫婦に取りまして、安心・安全で、かつ、信頼に足る高い品質の生殖医療の実現に貢献できる機会となれば、この上ない喜びでございます。多くの方々の多大なるご支援、ご協力を切にお願い申し上げます。